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四字熟語漢詩

 投稿者:やす  投稿日:2015年 3月 7日(土)20時09分30秒
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   偶得

身軽言微詩人嘆   身軽言微、詩人の嘆

心広体胖細君頼   心広体胖、細君頼もし(笑)

遠謀深慮能錬胆   遠謀深慮、能く胆を錬り

慎始敬終安天命   慎始敬終、天命に安んぜん


 漢字検定の勉強過程で四字熟語に親しむ機会が多くなりました。さうして戯れに『四字熟語辞典』を繰って、開いたページに載ってゐた熟語を使って漢詩もどきをこしらへてみた訳であります。もとより平仄も脚韻もない「似非漢詩」ですが、四字熟語のお尻に3つ漢字をくっつけるだけでできるので安直この上なく、前半四字を音読すれば語調は頗るよろしい♪ 今回たまたま開いたページで作ってみましたが、同一音から始まることを一種の制約とすれば、図らずも頭韻を踏むことになります(今回は転句をわざと深謀遠慮→遠謀深慮と外してみました)。地口に落ちてしまふ虞の多い日本語で押韻詩をつくることは難しく、そもそも漢詩の脚韻など訓読すれば意味を成さない訳だから、どうでせう、みなさんも川柳レベルの心構へで「四字熟語漢詩」、試してみては如何。

 ちなみにこの詩はわが身に現在差し迫ってゐる危機の憂さを遣ったもの。





【漢字検定の勉強方法】

 といふことで漢字検定1級を受験、頓に難化が取り沙汰されるなか、前回初受験時は2点足らず(合格率6.1%)捲土重来、このたび無事合格を果たしてホッとしてをります。

 たずねられるのは勉強方法ですが、もちろん協会が制定してゐる『漢検漢字辞典』と『漢検四字熟語辞典』に親しむの以外、捷径はないといってよいのでせう。ただし私の場合、『漢字辞典』は覚えるためではなく確かめるために使ひました。

 種類の尠い問題集の中ではリピーターのみなさんが仰言るやうに『本試験型(成美堂出版)』が、手っ取り早く自信を(特に読み問題について)つけるのにはよかったです。もちろん出題者も「過去問さへやれば合格できる資格」に思はれぬやう、これまでの問題集を回避すべく色々知恵を絞って来ます。自分の場合、今や古書でしか出回ってゐない小学館の『蘊蓄字典』など、問題集ではない別の切口からも勉強してみました。

 しかし先づはみっちり取り組むべきは、多くの受験者が仰言るやうに四字熟語の書きとりだったやうに思ひます。覚える際に私が重宝したのは、ネット上にフリーで配布されてゐたimeの四字熟語辞書でした。これを印刷して膨大な単語カードに貼りつけ、できなかったものを残しながら反復して減らしてゆくのです。

 『四字熟語辞典』を片っ端から覚えてゆくのは容易ではありません。当然「1級・準1級」配当に絞り込んだものから覚えてゆく訳ですが、本番では毎回必ず下級クラスの熟語を使って足元を掬ってきます。また「“人名もの”はパスしてよい」といふジンクスももはや反故になったやうです※。このあたりが思案のしどころですが、満点を狙ふ訳ではないから労力の節減を図るのもよいでせう。下級クラスの熟語は後回しにする、次項に述べますが熟字訓は過去問以外のものには当たらない。事実、僻字の極みのやうな地名や動植物名は本当に役立たない知識です。

 さて、そして問題なのが、書き問題の際に毎回のやうに新出語が出てきてリピーターを悩ませてゐるといふ二字熟語(三字熟語)であります。さきの『蘊蓄字典』、大昔に買ったもので誤記も散見されますが、覚える熟語を絞り込んでゆく際の指標としてはなかなか優れてゐると思った次第。

 熟語を覚える際に一番大切なことは2つあります。ひとつは、故事成語もしくはそれに類した定型の用例ごと覚えてしまふことです。しかし『漢検漢字辞典』の見出し語には用例が挙げられてゐません。そして意味も読みも書いてない小見出し部に挙げられたものから出題されることも少なくない。『漢字辞典』を覚えるためではなく確かめるために使ったといふのはそのためであり、『蘊蓄字典』の熟語にはそこのところがちょろちょろっとゴシックで書いてあったりして重宝しました。宣伝してしまったので、もうamazonで1円では買えなくなるかもしれませんね(笑)。

 そしてもうひとつ大切なのは、「偏」ではなく「旁」でグルーピングして覚えて行くといふことです。音順で並べられた『漢検漢字辞典』は、大筋がその趣旨に叶ってゐるのですが、これに特化した辞書はまだ現れて居ません。幸ひなことに、ネット上で篤志家の方が学習用に作成した懇切なブログが公開されてゐて、これは大変役に立ちました。また複数読みがある場合の読みわけの法則も『漢検漢字辞典』には記してないのですが、ブロガーのみなさまが実例を挙げて解説してくれてをり、大変裨益を蒙りました。

 以上、我流ですが漢字検定1級の勉強方法まで。ここ最近の難易度がいつまで続くのかは分かりませんが、新規取得をめざす方が拙サイト訪問者の中に居られましたら御健闘を祈ります。


※同義の四字熟語が存在する場合、消去法と音感から類推することが可能な様に、配慮もされてゐるやうです(例へば今回なら「濫竿充数」を知って居れば「南郭らんすい濫吹」に到達は可能)
 
 
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