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収集本報告など。

 投稿者:やす  投稿日:2010年 7月15日(木)12時02分52秒
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   まづは頼山陽の詩集。幕末~明治にかけて実に夥しく刊行されてゐると思ってゐましたが、調べてみるとほとんどが後藤松陰が校訂した『山陽詩鈔』初版のバリエーションのやうです。注を付して補強したものといっては、

『山陽詩註』燕石陳人註 ; 銕齋漫士増校 耕讀荘藏 明治2年, , 8冊, 19m
『山陽詩解』根津全孝解 ; 杉山鷄兒閲 永尾銀次郎 明治11年, , 3冊, 19cm
『山陽詩鈔集解』頼襄子成著 ; 三宅觀集解 佐々木惣四郎 明治14年, , 4冊, 26cm

 の三種ほどになるらしい。
 このうち「三宅觀」は美濃加納藩の三宅樅台の手になるもので、小原鉄心が序を、森春濤が跋を書いてゐます(書き下し準備中)。また「銕齋漫士」は若き日の富岡鉄齋であり、8冊中前半4冊に関係してゐるやうです。知らない人が多いのか、手の出る値段で求められましたが、もちろん註も漢文。おいそれと中身に手が出ぬことが情けない。

 次に梁川星巌の詩集。といってもこちらはアンソロジー。『[元号]何十何家絶句』などといふ名前で、これまた実に夥しく刊行されてゐますが、今回入手したのは生前最後に企図された『近世名家詩鈔』。刊行された安政5年は、正に大獄の始まった年です。その辺の事情を、早稲田大学図書館所蔵の万延2年刊行「再版」の画像と並べて比較してみました。興味のある方は【濃山群峰 古典郷土詩の窓】梁川星巌の項より御覧ください。
 
 
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